(スノーが愛するお菓子)
ブールドネージュの物語 STORY OF BOULE DE NEIGE
Story
寡黙な青年は楽器屋「スノードーム」を営んでいる。雪かきはまだ下手くそだけど、楽器修理の仕事はお手のもの。調整のためか、誰のためか、ときおり彼の奏でる音が聞こえてくるのだそうです。
01/06
Story
人前で演奏することはほんどありません。さみしくてあたたかな音色を、住人たちはもちろん、街の人々がひそかな楽しみにしていることは秘密にしておきましょう。
02/06
Story
謎めいた青年はなぜこの街を選んだのでしょうか。雪が音を隠すからちょうど良い、と本人は言っていますが、はたして。雪が降り始めると仕事の手をとめて、朝でも夜でもおかまいなしに寒空の下で立ち尽くしている姿を見かけます。
03/06
Story
そっと手のひらで包んだ雪は、まるで砂糖のように白くて儚げに見えます。溶けてなくなる雪の白さと、目にはみえない音を重ねているのでしょうか。
04/06
Story
雪の降らない日には『しろいし洋菓子店』のブールドネージュを一粒ずつ味わう。ほろりと儚い口溶けに、彼のなかには何が降り積もっているのか、誰も知るものはいないのでした。
05/06
Story
菓子職人たちは彼が店に来ないと「今晩は降るかもな」と、空を見上げるのでした。
06/06
北海道産の小麦粉とバターに、
アーモンドパウダーをたっぷり加え、
雪の玉を思わせる形に仕立てています。
一口食べると、しっとりほろほろと儚い口溶けに、
アーモンドの余韻がふわっと広がります。
北海道産の小麦粉とバターに、
たっぷりのアーモンドパウダーと
厳選された上質なカカオを加えたブールドネージュ。
雪の玉を思わせる形に仕立て、
一口食べるとしっとりほろほろと儚い口溶けの中に、
豊かなカカオの香りがふわっと広がります。
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